朝起きるための必須事項、脱スマホ②
前回の記事で脱スマホについて調べた結果、ドーパミンが放出されることがついついスマホを見てしまうことの主因であることがわかった。
またネット上に載っている脱スマホの方法はいずれも自身の意思力に依存するものであり、いまいちピンとこない。
というわけでドーパミンについて理解を深め、より効果的な脱スマホの方法を探っていく。
ドーパミンとは?
前回の記事では「ドーパミンはやる気や快楽の源となる神経伝達物質」としか書かなかったので、より詳細に理解する。
ドーパミンは「側坐核」という脳の部位から分泌される神経伝達物質であり、自身の利益を検討する報酬系(中脳の腹側被蓋野から前頭葉の大脳皮質に投射する快楽神経系とされる)を刺激する働きを持つ。
報酬系が刺激されると快楽や意欲が生まれ、人は活動的になる。
このようなメカニズムからドーパミンは「やる気や快楽の源」と称されるのだ。
そのほかドーパミンの主な効果としては以下が挙げられる。
・集中力が上がる
・ポジティブになる
このようにドーパミンがもたらすメリットは非常に多く、人が生きて行く上で欠かせない物質と言える。
ドーパミンの分泌がなぜ問題なのか?
上記のようにドーパミンという物質それ自体に問題はなく、むしろ良い働きばかりである。
問題となるのはこれが過剰に放出される場合だ。
ドーパミンは快感の源となる物質だが、実際に快感を得るのは放出されたタイミングではなく、ドーパミン受容体という物質に受け取られた時である。
そして過剰にドーパミンが放出されると受容体は麻痺、そして減少するという特徴を持つ。
受容体の減少はそのまま快感を得る機会の減少を指し、なかなか満足できなくなってしまい、より多くの快感を得ようと特定行動を繰り返すようになってしまうのだ。
意志力に頼らず脱スマホを達成するには?
う〜む、単にスマホ見るのを止めたいっていうだけの話だったのだが、小難しい問題を理解する形になってしまった。
しかしその結果、スマホを見るのはギャンブルやアルコールなどと同レベルの依存性があることが理解できた。
これはアカンですね。まあここまで危険性が理解できたので、今後は多少マシにはなっていく気もするが・・・。
一つ意志力に頼らない方法としてセロトニンを増やすことが挙げられるだろう。
セロトニンは神経伝達物質の過剰な働きを抑制する物質。分泌されることによって落ち着きを取り戻し、また睡眠を促す「メラトニン」の分泌を促進するため、睡眠も取りやすくなる。
セロトニンが十分に分泌されることで、ドーパミンの抑制に繋がるのだ。
そしてこのセロトニンを分泌するための方法としては以下が挙げられる。
1.タンパク質を摂取する
2.太陽の光を浴びる
3.一定のリズムで運動する(ウォーキングなど)
最近運動不足だったので、ウォーキングは積極的に取り入れていきたい。
よし。とりあえず一つ、今までは異なる方法を出すことができた。
「20時以降はスマホの電源を切る!」などのついつい断念してしまう方法ではなく、科学的な方法でやってみよう。上記の1〜3の方法は別に難しくないしね。
時にドーパミンとセロトニンに、オキシトシンを加えた3つのホルモンを「幸せホルモン」と呼ぶらしい。
そんでオキシトシンが分泌される主たる方法としては「スキンシップを取る」ことが挙げられるそうな。
脳が非リアを殺しにきている。