主軸を作る

つまり、本を読むというのは、ただやみくもに頭の中知識のバベルの塔を構築することではなく、思想・知識・洞察・確信を融合し、ひとつにまとまった良識や正しい判断や行動に結びつけていくためのものです。まず自説を立てて、それを強化し補助するために読書をして、自分の頭で考えるということが肝要で、これが単なる博覧強記の愛書家と、偉大な思想家や人類の進歩に貢献する人との決定的な違いなのです。 (堀内勉 『読書大全』より)

 

いや〜痺れる。

主軸の有無が現状の人生には足りないという認識を常日頃持っており、それを見出すためには読書は必須だと読み漁っても、読後には「なんか凄いことが書いてあったなあ」程度の感想しか残らず、自分の思考能力や理解力が足りないからだとこれらの能力を向上させるための書籍を読んでも「なんか違うなあ」と隘路にはまり込んでいた現状を看破された感覚だ。

どうも名著や現状打破に役立ちそうな書籍を読めば、自ずと思考軸が構築され自身が満足できる道筋・ライフプランが見出せると錯覚していた。

まずどれだけ稚拙なものであろうと、自分なりの考えを構築する。そしてそれを書籍の内容と照らし合わせる。

このようにしてブラッシュアップしていくものなのだと。

「アホすぎて本を読んでも意味ないのではないのか」と最近badに入っていたが、ここに答えがあった。

「能動的に読む」というのはこういうことなのであろう。己の思考と著者の思考を戦わせるという感じ。まあ負けるに決まってるけど笑

さてさて、そうなるとまず自分の考えをとりあえずは拵えていくことが必要だ。

一旦整理していく。