鬼滅ばりに継承の重要さを感じた「港が見える丘」

日向ハルの「バースデイ・ライブ・アット・キネマ倶楽部2020」がSpotifyで公開されていたので、遅ればせながら聞く。

フィロソフィーのダンスで、というか全女性シンガーの中で一番好きな歌声は奥津マリリなのだが、やはり日向ハルのスモーキーな歌声も良い。

バイタル・テンプテーションを除き全てカバーだったのだが、曲のラインナップを見て最も楽しみだったのは「くちばしにチェリー」。

早速聞いたが、やはり中納良恵と比較してしまうと・・・。という印象を受けた。

そういえば最近,、EGO-WRAPPIN'は何をしているのかと思い、Spotifyで最新のリリースとされていた「港が見える丘(live)」を聞く。トぶ(like Choshu eating Scallops)。

「あなたと二人で来た丘は・・・」という歌い出しから、実に1分15秒まで中納良恵の歌声と弦楽器一つ(サックス?)のみ。

にも関わらず、そのまま終わっても全く問題ない、むしろ満足さえしそうな力強さだった。

また曲自体もクラシックの雰囲気を纏う、まごう事なき名曲。

「EGO-WRAPPIN'はここまで到達しているのか・・・」と感嘆し、ふと曲のタイトルや雰囲気が何となく近いちあきなおみの「朝日のあたる家」を思い出し、聞く。トぶ(like 以下略)。

やはりちあきなおみは素晴らしい・・・と思いながら、「港が見える丘」の歌詞をネット検索してみると、そこには「歌手:ちあきなおみ」の文字が!

プチ奇跡にテンションを上げながら、作詞・作曲を担当した東辰三をググってみると、没年が1950年とのこと。

当然ちあきなおみとタッグを組んでいたはずもなく、「此は如何に」とさらに調査を進めると、元々は平野愛子という方が歌っていたらしい。

そして発売年は1947年。「港が見える丘」は実に75年ほど前の楽曲だったのである。

いや〜感動感動。名曲は色褪せない。こうやって受け継がれていくのだから。

フィロのスオタとしては、ぜひこの継承の流れに日向ハルも入っていって欲しいものですね。

頑張れハルちゃん。ソロ曲の「目隠し」最高でしたよ。あと「バースデイ・ライブ・アット・キネマ倶楽部2020」では「情熱」が一番良かった。

 

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